「できるだけレベルの高いコンサル会社に入りたい…!」
分かります。難しい会社の面接を攻略する感覚、燃えますよね。
とはいえ、それだけで会社を選ぶのは合理的じゃないなと。
それだと
器用だけど何にもできない、雑多で弱いコンサルの一人になるから
ですね。
私はコンサル業界で10年働いて、各社の知り合いから「各社のリアル」を聞いてきたので、
- 【オワコンなコンサルにならないために】向いているコンサル会社の選び方
- 多くのコンサルがプロジェクト選びで忘れがちなこと1つ【あなたもやってない?】
というテーマでこの記事を書いておきます。
将来のキャリアの選択肢、
「なんでも選べたけど、何にも選べなくなった」
みたいなコンサルをたくさん見てきたので、あなたは自分のキャリアを終了させないためにも参考にしてくださいね。
私について
- コンサル業界に10年勤務(アクセンチュアなどの外資系と日系)
- BIG4など外資コンサルの知人が多いので、そのリアルも含め解説します
もくじ
あなたのプロジェクト経歴はどんな色?&その方向性で向こう10年問題なさそう?
なんでも屋さんになってません?
なんでもできるは、何にもできない人だよね
結論、あなたのプロジェクト経歴に色(傾向)を作りましょう。
そうしないとどのキャリアを選択しても「何者でもないコンサル」になるからですね。
プロジェクト経歴に色がないコンサルは、キャリア的に弱い
この記事を読んでいるあなたを含め、コンサルは器用な人が多いので、割とどんなプロジェクトでもこなしちゃうんですよね。
でもそれだとスキルや知識が浅く、専門人材に勝てないんですよ。
採用市場の流れは真逆↓
- 新卒採用でもジョブ型採用(職務内容を明確に定義し、専門人材を採用する動き)を実施する企業が3割越え(経団連が推奨)
- 中途採用はもちろん専門スキルを持った即戦力を採用
「コンサルは経営企画とか上流に転職するから問題ないっしょ?」
なんて考え、以前は私も持っていましたが、
どうです?そうも言ってられないですよね?↓
- コンサル社内でもどんどん部署が専門領域ごとに細分化され、各領域に強い人が部門リードに抜擢されている
- 事業会社に経営企画として転職するにしても、コンサル出身者なんて腐るほど居るから、「XX領域に特に詳しいコンサル出身者」が評価されやすくなっている
これがリアルですよね。
「コンサルとして働いてきました」だけでは相手にされない
「コンサルをやってきました」
では弱いんです。ただの何にもできない人なんです。
そうじゃなくて、
「コンサルをやってきました。特に、XXをテーマとしたプロジェクトを担当することが多かったです」
という人になってください。
事業会社でもコンサル会社でも、プロジェクトの色がない人は「その他要員」
事業会社は、
- 特定領域に深い専門知識がある人材を採用したい
- その人にコンサル的な思考がないなら、外部コンサルをスポットで導入してプロジェクトを回せばいい
- コンサル思考があっても、専門知識がない人なんて、わざわざ採用したくない。外部コンサルで十分
- とはいえ、特定領域に深い専門知識があるコンサルが居るなら、是非とも高い役職と年収で採用したい
コンサル会社側も、
- プロジェクト案件を獲得するためにも、部署を専門領域ごとに細分化していこう
- 専門部署をリードするのは、そのテーマでプロジェクト経歴がある人に任せたい
- そういう経歴の人が居ないなら、コンサル経験がゼロでも専門知識がある外部人材を採用して、リードにしちゃおう
- プロジェクト傾向に色がない「何でも屋さんコンサル」は、「色がないその他プロジェクト要員」にしよう
この考えですよね。
経営者視点に立てば、この考えと採用方針が合理的です。
これが現実。
要は
プロジェクト経歴に色がないと、事業会社に良いポジションで転職もできない。
コンサル会社でも昇進しにくい。「その他要員」というモブにされる
ということなんですよね。
だからこそ、
「その他プロジェクト要員」を脱して、明確にプロジェクト経歴に色を持つことが重要。
さて、プロジェクト経歴に色を持たせるためにも、転職するコンサル会社選びのコツは下記↓
失敗しないコンサル会社の選び方【経歴に色を出すために】
プロジェクト経歴に色を持たせるには、下記2つの方法がありますよね↓
- 選択肢①:入社後にプロジェクトを選びながら働いていく
- 選択肢②:入社前にある程度、専門性を絞ったポジションで転職し、入社後はそのテーマだけを扱う
選択肢①:自身が担当するプロジェクトをガッツリ選びたいなら
このタイプはアクセンチュアが向いています。
他社だと「こんなテーマのプロジェクトがしたいです」くらいに人事に伝えておくことはできますが、
その意思を反映してもらえるかはプロジェクト状況次第。あとはアサイン指示が出れば、断ることはできません。
一方、アクセンチュアはめちゃくちゃプロジェクトを選べます。
プロジェクト検索サイト(求人サイトのイメージ)があり、そこからプロジェクトを選ぶ
↓
プロジェクト担当と面談し、微妙だったらこちらから断ることも可能(微妙な上司を避けることができる)
↓
自分自身でプロジェクト経歴を作り込んでいき、自分が望んだ方向や領域で、専門性のある人材になる
※これって業績が絶好調で、プロジェクト案件がめちゃくちゃ豊富にあるアクセンチュアだからこそできる制度
アクセンチュアのリアルについて、詳しくは下記↓
アクセンチュアでやってはいけない応募方法【落ちた事例あり】
こうした疑問を踏まえ、本記事では、 ↑こうした点をサクッと解説しますね。 【応募を検討する前に理解したい】アクセンチュアの働き方のリアル アクセンチュアに少し ...
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私の体験談
プロジェクトを自分で選択できるのって本当に重要で、
社内でウワサのヤバい上司や案件からアサインのオファーがあっても、こちらから断ることができたんですよね。
また、「次はこのテーマのプロジェクトに参加して、その専門性を高めよう」みたいなキャリアデザインも完全にコントロールできる。
アクセンチュアで働いて一番のメリットだったことはまさにこれですね。
マーケティングをテーマにしたプロジェクトに興味があるなら
なお、マーケティングをテーマにしたプロジェクトに興味がある人はアクセンチュアのソング部署一択です。
異論は認めません。
この部署ほど、マーケ案件を超豊富に扱っているコンサル会社は聞いたことがないですね。
めちゃくちゃテーマがあり、外部の賞も受賞しまくっているので、とにかくマーケに強い部署です。
アクセンチュアsongとアクセンチュアの違いは?【元社員が解説】
結論、アクセンチュアsongはアクセンチュアのイチ部門であり、マーケティング系のプロジェクトを中心に扱っていますね。 本記事では、 こうしたテーマで解説しますね。 &nbs ...
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英語が苦手な人も
「英語が苦手だけどコンサルに入りたい」
こういう人も、アクセンチュアが向いているかと。
というのは、
- アクセンチュアは入社時点でTOEICスコアが求められない
- 入社後に無料の英語学習制度が超豊富にあり、多くの社員が利用している
詳しくはこちら(アクセンチュアは英語ができないと困る?TOEIC点数は昇進で提出すべき)
【元社員が解説】アクセンチュアは英語ができないと困る?TOEIC点数は昇進で提出すべき
結論、アクセンチュアは転職や新卒入社時は英語力が不要です。 ただし昇進時には必要になるので、本記事では下記↓を解説しますね。 アクセンチュアは英語ができないと ...
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選択肢②:入社時点で専門テーマを絞り込むなら他のコンサルもアリ
「一般的なコンサル会社だと入社後にプロジェクトを選べないなら、入社時点で専門職種に応募して、プロジェクト経歴に色をつけよう」
この考え方もアリっちゃアリです(なかなかに狭き門&テーマ選びをミスると地獄ですが)
とはいえ、専門領域の求人かつ重要なポジションなんてコンサル会社は非公開にしているので、
必ず非公開求人を扱っているエージェントを使ってくださいね。
※コンサル会社がネットに公開している求人なんて、公開しても問題ないようなポジションしか掲載してません
非公開求人を紹介してもらうなら無料のMyVisionが個人的におすすめですね。
扱っている求人の77%が非公開求人とのことです。
※口コミは本記事の下記のこちら(MyVisionの口コミ)
下記の紹介実績があるみたいですね。
ただし
このコースってかなり狭き門&テーマ選びをミスると一発でキャリアが終了するので、
個人的には下記の流れがいいかと。
アクセンチュアで自分に向いているプロジェクトテーマを探してみる
↓
そのテーマの専門家っぽく胸を張れるくらいまで、そのジャンルでプロジェクトをこなす
↓
その経歴をもとに、他のコンサル会社の専門部署に高い職位で転職する
↓
または、事業会社の高いポジションに専門人材として転職して、高い給料と待遇をGetする
とはいえ、
アクセンチュアに偏見を持っている人も一定数いるので、最終判断はあなた次第。
気になる人はこちら(アクセンチュアの働き方のリアル ※動画付き)
いずれにせよコンサル転職でNGな応募方法は↓
コンサル転職でNGな応募方法【非公開求人も含めて判断すべき】
コンサル転職するにあたって各社への応募方法は主に4つありますが、
個人的には1つしかないと思っています。
主な判断基準は「非公開求人があるかどうか」であり、それ以外の応募方法はリスキーだなと。
それぞれサクッと解説します↓
採用ページから直接応募する:非公開求人がないので当然NG
これは非公開求人が掲載されていないので当然NGです。
働く職種次第で今後のキャリアがかなり左右されるので、非公開求人を含めた選択肢の中から、自分に最適なポジションを選ぶべきですよね。
キャリアを終了させたくなければ、当然この選択肢はNGすぎます。
リファラル採用で応募する:これも非公開求人がないので、もちろんNG
採用費を節約するためにコンサル各社でもこの動きが流行っていますが、
応募者側にはメリットなさすぎる選択肢がコレ。
- 非公開求人は当然ない
- 面接対策データが一切得られない(「紹介者から教えてもらう」って人がたまにいますが、それはn1ですよね=一人のデータでしかない)
- 「リファラル採用は合格しやすい」という謎の噂が広まっている
「社員の紹介だから」なんて理由で、
それ以外の応募経路の人材よりも選考で優遇するほどコンサル会社は甘くないですよね。
転職サイトから応募する:非公開求人はあるが、選考対策の手厚さがない
一部、非公開求人を扱っている転職サイトもありますが、
そのポジションが本当にあなたに合っていると確信できます?
コンサル各社の求人って「名前が似ているけど、業務内容は全然違う」みたいなポジションがとにかく多いですよね。
そしてこれは、ミスマッチでの入社に直結。
ミスマッチは当然、活躍できず「使えない」レッテルを貼られ、早期退職に繋がり、キャリアが終了します。
だからこそ、客観的に向いているポジションをプロに判断してもらうのが合理的ですよね↓
エージェント経由で応募する:非公開求人の情報をGetしつつ、選考データも手に入れる
エージェントから非公開求人データを貰いつつ、
「あなたがどんなポジションが向いているか」を客観的に判断してもらうほうがハズレないですよね。
ついでにケース面接対策や、過去の質疑応答データを教えてもらって、内定しやすい人物像を把握できるのもメリットだなと。
注意
使うならコンサル特化のエージェントにしてくださいね。
私はコンサル業界に特化していないエージェントを使ったことが何度かありますが、マジで頼りになりません。
全然コンサル業界に詳しくなく、面接データも少ない&薄いし、何より保有している非公開求人データが少なすぎて、とにかく時間の無駄でした
コンサル業界に特化しているエージェントで個人的なおすすめは、無料のMyVisionですね。
※実際、私もエージェントを使ってアクセンチュアに入社しました
年収交渉を任せられるのも大きなポイント
なお、個人的には年収交渉をエージェントに丸投げできるのも大きなポイントだなと。
というのは、
コンサル会社は最終選考の直前で希望年収をメールなどで質問してくるのですが、これの金額が高すぎると落とされるんですよね
「金額交渉してくれよ」って思うんですが、一発でアウト。交渉もなく落とされます。
「じゃあ、低めの金額で希望出せばいいんじゃない?」
確かにこの考えもあるんですが、
あなたが700万円で希望を出したけど、面接官があなたに対して850万円の価値を感じていたらどうでしょう?
その瞬間150万円の損ですよね。
※応募者が高い年収で内定するほど、エージェントが企業側から得る報酬も比例してUPするので、応募者とエージェントの利害は一致しているんですよね
さて、コンサル業界に特化しているエージェントとして無料のMyVisionの話をちょろっと出したので、
口コミも紹介しておきますね↓
リアルな評判は?
ここではMyVisionの悪い&良い評判について紹介します。
まずは悪い評判から↓
MyVisionの悪い評判
MyVisionについて悪い評判は現状では見つかりませんでした(今後、追記していきます)
とはいえ、下記の口コミにあるように、知名度がそこまで高くないという声はあります↓
あまり知名度があるわけではないが、私の経験を活かしつつ年収アップを狙えるファームをいくつも教えて頂けました。自分で探すだけでは見つからないであろうファームも含まれており非常に役立ちました。
引用元:J・Sさん、30歳女性
MyVisionの良い評判
MyVisionに関する良い評判は下記↓
当初より期待していたケース面接対策でしたが、非常に手厚くサポートしていただきました。特にケース問題へのアドバイスが非常に具体的で分かりやすかったので、回数を重ねるごとに改善していっていることを実感できました。
また、フィードバックの伝えかたもとても分かりやすかったです。面接官が着目している箇所や採用したい人物像などから逆算して説明してもらえたことで納得感がありました。このため、実際の面接でも自信を持ってアピールポイントを伝えることができました。
引用元:S・Kさん、28歳男性。SIerから総合コンサルタントへキャリアップを求め転職
職務経歴書でよくみられるポイントを踏まえ、添削いただき助かりました。採用担当者がどういった意図で見ているかという部分まで教えてくれたので、書くべき内容が分かりました。
また、数社から連続でお見送りされメンタル的に少し落ち込みそうになることもありましたが、ポジティブに声を掛けていただいたこともありがたかったです。おかげで心が折れずに最後まで頑張れました。
引用元:S・Yさん、26歳女性。広告代理店からコンサルファームへ
転職エージェントは確かに他にも沢山あったと思うのですが、私がMyVisionさんを信頼したきっかけはフィードバックが率直だったことです。38歳という年齢や業界未経験であることを踏まえ、現実的に狙える企業がどこかなど、忖度のないアドバイスを提供してくれました。その上で、納得感のある転職までのロードマップを作成したいただきました。
引用元:T・Yさん、38歳男性。自動車業界からコンサル転職
まとめ:プロジェクト経歴に色のあるコンサルに
- 選択肢①:アクセンチュアで入社後にプロジェクトテーマを選ぶ
- 選択肢②:転職する前にある程度テーマを絞ったポジションを選ぶ
どちらもアリだと思います。
いずれにせよキャリアを終了させないために、非公開求人を含めた選択をしてくださいね。