


アクセンチュアは激務で有名でしたが、改善したという話も耳にしますよね。上記↑の疑問含め、そのあたりについて解説しますね。
本記事では、
- アクセンチュアの仕事はきつい?激務は本当に改善したのか?【元社員が実体験を解説】
- 残業時間はどのくらいか?
- 【注意】アクセンチュアに入社希望なら正しく理解しておくべき働き方のリアル
こうした点について解説します。
私について
- 元アクセンチュア社員
- 働き方改革に向けたアクセンチュアの取り組みを内部から見て&体験していたので、その経験も交えて解説します!
もくじ
アクセンチュアは客先常駐で仕事がきつい?残業が多く激務なのか
アクセンチュアは客先常駐で激務な時期もある(仕事がきつい時期)
アクセンチュアは基本的に客先常駐ですが、最近はリモートでの働き方もかなり増えています。
なお働き方改革に力を入れていますが、下記のようにどうしても激務な時期もあるんですよね。
1つずつサクッと解説しますね。
激務な時期①:プロジェクトの序盤
アクセンチュア(というかコンサル会社全般)にはどうしても忙しい時期というものがあります。
まずはプロジェクトの序盤ですね。だいたい3〜6,12ヶ月くらいのプロジェクトが多いのですが、その序盤の時期(1〜2週間くらい)は情報のインプットのために少し忙しくなります。
具体的にはプロジェクト遂行に必要な知識の習得や、クライアント企業の慣習などを把握するといったことですね。イメージとしては、プロジェクト遂行に向けて勉強する時期みたいな感じです。
激務な時期②:トラブル発生時
トラブル発生時は当然忙しくなります。トラブルの内容や緊急性や重要性の高さにもよりますが、一時的にガツンと残業が増えることもあります。
ただこうしたトラブルが起きるのは滅多になく、正しくリスク管理し、そもそもトラブルが起きないようにします。
激務な時期③:プロジェクトの終盤
プロジェクトの終盤は最終報告会や納品の時期なので、ここも忙しくなりがちです。余裕を持ってスケジュールを組みプロジェクトを遂行していても、依頼内容が一部変更になったり、追加になったりすることもあるので、どうしても報告会の時期は忙しくなります。
激務さは業界に共通する課題
アクセンチュアには忙しい時期があると解説しましたが、こうした繁忙期がある点は、アクセンチュアに限らずコンサル業界全体として共通なんですよね。どうしても忙しい時期が発生してしまうタイミングがあります。
アクセンチュアへの応募を考えているなら、私が落ちた応募方法についてこちら(アクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法)で紹介しているので、どうか私と同じ失敗をしないようにしてくださいね
なお「アクセンチュアに興味があるけど英語が苦手…」という場合はこちら(アクセンチュアは英語ができないと困る?TOEIC点数は昇進で提出すべき)も参考にしてみてください。
さて、実はアクセンチュアが激務になる理由は他にもあります。次で簡単に解説しますね
アクセンチュアの仕事がきつい(激務で残業が多い)時期がある理由
アクセンチュアが激務になる理由としては下記があります。
1つずつ簡単に解説しますね。
アクセンチュアが激務の理由①:プロジェクトの繁忙期
先ほども触れましたが、プロジェクトの繁忙期はやはり忙しくなりがちです。
具体的にはプロジェクトの序盤と終盤、あとはトラブル発生時ですね。
アクセンチュアが激務の理由②:専門外のプロジェクトに入ることもあるため
今まで経験してきたプロジェクトテーマとは少し違ったプロジェクトに配属することもあります。
こうした場合は、学習に時間もかかりますし、調査のための情報を収集することにも時間を要することになります。
※もちろん、それを希望しない場合は配属を断ることもできますよ^ ^
アクセンチュアが激務の理由③:作成する資料のレベルが高い
作成する資料のレベルがそもそも高いというのも、激務になりがちな理由の1つです。
例えば、
- この言い回しや図はクライアントを誤解させる可能性があるから、少し修正しておこう
- ここはデータが弱いから、もっと説得力のあるデータを集めよう
こうした点に時間をかけることが多いです。
つまり、単に綺麗な資料を作成するというよりも、プロジェクトを円滑に進めるために資料をどう表現するか?という点に時間を要するということですね。
※単に綺麗なスライドを作成するというスキルは、入社して研修を受ければかなり鍛えられます

注意:最大の山場はケース面接
アクセンチュアの中途面接でほぼ確実に実施されるケース面接(中途の通過率は約20〜30%)の対策を必ずすべきです。
ケース面接とは「特定の課題が出題される→その場で5分ほど考える→回答と理由を説明する→建設的なディスカッションをする」というものです。
例えば、
- (前職の)会社の売上を2倍にするには?
- オリンピックのメダル獲得数で日本が世界一位になるには?
などの問題が出題されます。
はっきり言って、対策しないと天才じゃない限り確実に落ちます。

だからこそ、ケース面接はプロと模擬面接をしておいた方がいいです。
本だけで対策すると、コンサル面接の独特の雰囲気の中で「ロジカルに回答する&それに対して面接官とディスカッションする」という経験ができず一発勝負になるからですね。
なおケース対策には、無料のアクシスコンサルティングが個人的におすすめですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がダントツに多いです。
※大手コンサル会社で働くコンサルタントの4人に1人が登録しているみたいですね
ではアクセンチュアの残業は実際どのくらいなのか?ちゃんと残業代は支給されるのか?次で解説しますね↓
アクセンチュアの残業時間は45時間以下
アクセンチュアの残業時間の平均
アクセンチュアは数年前よりも残業時間がかなり減少し、管理職未満の社員の平均残業時間は、1人あたり1日1時間以下とのことです。
※出典:アクセンチュア公式サイト「Project PRIDE」
もちろん忙しい時期はもっと残業する日もありますが、平均としては上記になりますね。
なお、1月あたり最長で45時間と定められており、これを超える場合は偉い人から承認を得る必要があります(承認が降りる回数も年間で厳しく決まっている)
残業時間の分だけ残業代は支給される?
当前ですが、アクセンチュアは残業した分だけ100%残業代が支給されます。むしろ実際の労働した時間を正しく勤怠システムへ入力しないと逆に注意されます。
労働時間の把握に注力
アクセンチュアでは正しい労働時間の把握に向けてシステムが導入されるなど、とにかくアクセンチュアは適切な残業時間の管理&残業代の支給に力を入れていましたね。
※なお、アクセンチュアへの中途入社を検討している方はこちら(アクセンチュアの転職難易度は高い?)も参考にしてみてくださいね
アクセンチュアの残業代や年収は高水準
こちら(アクセンチュアの年収は?)でも解説していますが、アクセンチュアの年収水準はかなり高いですね。
アクセンチュアへの応募を考えているなら、私が落ちた応募方法についてこちら(アクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法)で紹介しているので、どうか私と同じ失敗をしないようにしてくださいね
なお「アクセンチュアに興味があるけど英語が苦手…」という場合はこちら(アクセンチュアは英語ができないと困る?TOEIC点数は昇進で提出すべき)も参考にしてみてください。
さて、アクセンチュアの残業時間は以前よりも減少していると分かりましたが、この実現に向けてアクセンチュアは激務さの改善に取り組んできました。次で解説します↓
アクセンチュアは長く働ける会社に。仕事のきつさや激務、残業時間は改善
激務の改善へ向けて
アクセンチュアは8〜10年前は残業がとても多い会社として有名でした。しかし現在の日本法人の新社長へ交代して以来、コンサル業界の中でもダントツレベルで働き方改革に取り組みました。一例としては下記です。
- 18時以降の会議は原則禁止
- 短日・短時間勤務制度の導入
- 在宅勤務制度の導入
- 残業時間の厳格管理
※出典:アクセンチュア公式サイト「Project PRIDE」
こうした取り組みの結果、ここ数年でアクセンチュアの働き方は業界でも有名なほどに改善しました。次で解説しますね。
激務の改善の取り組み結果(ホワイト化)
アクセンチュアが取り組んだ働き方改革の結果、次のような成果が得られたようです。
- 残業時間の減少(管理職未満の社員は1人あたり平均1日1時間以下へ)
- 離職率低下(取り組み前の約半分へ)
- 女性社員比率の向上(22.1%→36.5%へ) ※2021年9月時点
※出典:アクセンチュア公式サイト「Project PRIDE」
離職率の改善について、正確な数字は公開されていませんが、社長インタビューによると一桁代になっているようです。
※離職率について詳しくはこちら(アクセンチュアの離職率や離職理由は?【元社員が解説】)にて解説しています。
二桁台だった退職率も、半減して一桁台になりました。
残業時間の減少によって羨ましい心配も?
アクセンチュアの働き方改革が進んだ一方で、一部ネットでは「アクセンチュアはこれから年収が下がる?」という心配の声もあるようです。
この噂の背景はアクセンチュアが働き方改革を進めて残業時間が減ったので(残業代も減ってしまい、)年収が下がるのではという理由のようです。
とはいえ仮に残業時間が減っても(残業代が減っても)アクセンチュアは昇給率が高いので、年収が下がるということはほぼあり得ません。
※詳しくはこちら(アクセンチュアの年収はこれから下がる?)で解説しています。
※ちなみに、外資コンサルに対してドライなイメージがある人もいますよね。こちら(アクセンチュアはついていけないとクビにされる?)やこちら(アクセンチュアは使い捨てされる?)にて解説していますが、アクセンチュアはそのイメージとは逆で、かなり人間味がある会社だった点も驚きましたw
なお「アクセンチュアに興味があるけど英語が苦手…」という場合はこちら(アクセンチュアは英語ができないと困る?TOEIC点数は昇進で提出すべき)も参考にしてみてください。
まとめ:アクセンチュアは仕事がきつい?客先常駐だが激務や残業時間は改善し、長く働ける会社になった
メモ
- アクセンチュアはコンサル業界でもトップレベルで働き方改革に取り組んでおり、平均残業時間は1日1時間以下になった
- 離職率は数年前から半減し、現在は一桁台(10%未満)となっている
- アクセンチュアの評判についてはこちら(アクセンチュアの評判はやばい?)にてさらに詳しく解説しています。
アクセンチュアへの応募を考えているなら、私が落ちた応募方法についてこちら(アクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法)で紹介しているので、どうか私と同じ失敗をしないようにしてくださいね