

こうした疑問に応えるべく、本記事では下記のようなテーマについて解説しますね。
- アクセンチュアの離職率の高さ
- リアルな離職理由の実態【元社員の視点から解説】
- アクセンチュアの昇進スピード(こちら)
私について
- 元アクセンチュア社員
- アクセンチュアを退職していく社員さんをたくさん見てきたので、離職の実態について、元社員だから分かる話も含めて解説していきます!
もくじ
アクセンチュアの離職率は?
社長へのインタビュー記事によると、アクセンチュアの離職率は2桁台(10%以上)だった時期もあるようですが、現在の離職率は半減して1桁台(9%以下)になっているようです。
二桁台だった退職率も、半減して一桁台になりました。
※ちなみに、そもそもコンサルティング業界の離職率はかなり高いので、その業界で9%以下というのはかなり低い方です。
ではなぜアクセンチュアの離職率が改善したのか?一言で言えば働きやすい環境の整備に本気になっているというのがあります。次で解説しますね↓
アクセンチュアの離職率が改善した理由
働きやすさの整備により、離職率が改善
アクセンチュアの離職率が改善した背景として、働きやすい環境の整備があります。
特に女性の働きやすさをかなり整備しているようです。結果として、女性だけでなく男性も育児休暇などを取得しやすい文化が生まれています。
公式サイトに記載されていますが↓のような制度があります。
- 母体保護休暇:妊娠中の体調悪化時に80時間までの休息、定期受診等で月1回まで通院のための特別有給休暇を取得できる
- 配偶者・ライフパートナー出産休暇:出産日の前後1か月以内に1労働日、特別有給休暇を取得できる
- 子の看護休暇:小学校就学前の子の怪我、疾病、あるいは予防のため、子の人数に応じて年間40時間または80時間の休暇を取得できる
- 育児休憩時間:子が1歳になるまで、女性社員は休憩時間のほかに1日2回各30分まで(または1日1回1時間)、子を育てるための時間を有給扱いで取得できる
- ベビーシッター補助:ベビーシッターの利用にあたり、初期費用100%、利用費50% (上限2万円/月)を会社が負担
- 介護休業:要介護状態にある家族の介護時、最長1年間は休職期間の延長が可能
- 出産休暇:産前6週間、産後8週間の出産休暇を取得できる
- 育児休業:2歳まで育児休業を取得できる
- ベビーシッター法人契約:当日ベビーシッター予約可能且つ病児保育対応のためお子様の急病や急な仕事が入った場合でもお子様を預けられる
- 育児コンシェルジェサービス:育児全般に関する問い合わせに経験豊富な育児コンシェルジェが対応してくれる
引用元:アクセンチュア公式サイト
ちなみに
実際、私の周囲には男性で育児休暇を2年間取得していた男性が居て、復職後もバリバリ働いていました(当然、役職に変動はなく、休職前の役職で復帰していました)
※なお、アクセンチュアの激務さが改善した点についてさらに詳しくはこちら(アクセンチュアは激務なの?残業時間の実態【元社員が解説】)にて解説しています
離職率の改善以外でも成果
職場環境の改善の結果として、離職率の改善だけでなく下記のような成果が出ているようです。
- 全社員数に対する女性社員の割合:37.1%
- 全管理職数に占める女性管理職の割合:19.1%
- 女性社員の育児休業取得率:100%
- 男性社員の育児休業取得率:36.7%
- 男性社員の育児休業平均取得日数:119日
※出典:リクナビNEXT
また、アクセンチュア公式アカウント↓の発信からしても、多様な働き方を受け入れていることが分かりますよね^ ^
#アクセンチュア は2022年8月から、日本全国どこに住んでいてもライフステージに応じてより柔軟かつ継続的な就業を可能にする「ロケーション フレキシビリティ制度」を導入することになりました。本制度を活用した社員のブログをご紹介します。https://t.co/XxvfwaTxXj pic.twitter.com/WdVKrNRR2X
— Accenture Japan (@AccentureJapan) June 27, 2022
働きがいのある会社として認定
また、アクセンチュアは働きがいのある会社(※)として認定されています。なお評価ポイントとしては下記があるようです。
- 経営・管理者層の事業運営能力が高い
- 報酬に対する納得感が高い
- 周囲の人は組織に必要な変化に適応している
※出典:株式会社働きがいのある会社研究所
アクセンチュアへの応募を考えているなら、私が落ちた応募方法についてこちら(アクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法)で紹介しているので、どうか私と同じ失敗をしないようにしてくださいね
さて、アクセンチュアは働き方の整備に取り組んだ結果として大幅に離職率が改善したと分かりましたが、
それでもアクセンチュアを離職する方々はどういった理由で離職しているのか?次で解説します↓
アクセンチュアの離職理由
アクセンチュアの離職理由として、私が在籍していた当時の実績ですと下記が多い印象です。
- マネージャー以上の役職者が忙しい
- 他コンサル会社等への転職のため
- 起業のため
1つずつサクッと解説しますね。
マネージャー以上の役職者が忙しい
アクセンチュアは働き方の改善に積極的に取り組みましたが、一方で管理職以上(マネージャー以上)の社員はまだまだ忙しいと言われています。
これは働き方改革に取り組む会社のほとんどがぶつかる課題ですよね。
アクセンチュアもこれは例外ではないので、現在も積極的に改善に取り組んでいるようです。
他コンサル会社等への転職のため
コンサル業界は、同じ業界内で積極的に転職する文化が強く存在します。
このため、アクセンチュアから他のコンサル会社へ、あるいは他コンサル会社からアクセンチュアへ転職する流れがよくあります。
起業のため
アクセンチュアでスキルを磨いた上で、卒業というイメージで起業等をする人々が多かったですね。
実はリクルートと並べて語られるほど、アクセンチュア出身の起業家はたくさん居るんですよね。
なお、アクセンチュアで実際に働く社員の働き方の動画をこちら(アクセンチュアのリアルな働き方と、入社しやすい応募経路)に記載しているので、気になる人は参考にしてくださいね
さて、アクセンチュアの離職理由を解説しましたが、
逆に離職せずに働き続けるコツについて、次で解説しますね↓
アクセンチュアを離職せず、働き続けるコツ
離職を防止するコツ①:自分に適した職種で入社する
アクセンチュアの離職を防止し、入社後に活躍するには「自分に適した職種で入社する」ことが重要です。
というのは、アクセンチュアには100職種以上の求人があるので、構造的にミスマッチが起きやすくなっているんですよね。
ミスマッチで入社すると活躍はかなりきつい
アクセンチュアは求められる仕事のレベルが高いため、自分にマッチしていないポジションで入社してしまうとかなり厳しい状況になります。
自分の専門外の領域なので、ベストな成果を出せないのは当然ですよね。結果、早期離職という結果に繋がってしまいます。
だからこそ、私はアクセンチュアをオススメする一方で、応募する職種選びは絶対にプロの意見をもとにしっかり見極めるべきとお伝えしています。
応募する職種選びは必ず第三者の意見を参考にする
コンサル転職にエージェントは必須ですが、応募する職種選びの時点でエージェントに相談すべきだと考えています。
特に私の経験上、アクセンチュアの職種選び&選考対策には転職エージェントが必須だと感じています。
というのは、私は一度転職エージェントを使わずにアクセンチュアに応募し、落ちた経験があるからです。。。(数年後に、転職エージェントを使ってリベンジ入社しました)
※リベンジ合格の体験談や、アクセンチュアに興味がある場合はやってはいけない応募方法をこちら(アクセンチュアでやってはいけない応募方法【落ちた事例あり】)で解説しているので参考にしてくださいね^ ^

※ココナラとかで模擬面接相手を探すと5万円くらいして超高いです
アクセンチュアの職種選び&面接対策なら、個人的には無料のアクシスコンサルティングがオススメですね。コンサル転職の支援実績がズバ抜けてます。
※大手コンサル会社で働くコンサルタントの4人に1人が登録しているみたいですね
エージェントとは
転職エージェントは企業と求職者をマッチングさせる企業であり、応募職種を選ぶサポートや、面接のコツやアピールすべきポイント等を教えてくれます。
※もちろん完全無料でサポートを受けられます(採用が決まったら、転職エージェントは企業側から報酬を得ているため)
離職を防止するコツ②:アクセンチュアで働く目的を明確にする
「アクセンチュアに不満を抱えて離職する」という状態はNGですが、アクセンチュアに入社した目的が果たせていれば、そもそも離職することは悪いことではありません。
例えば、起業のための勉強だったり、キャリアアップ等が目的であれば、その目的が果たされた時点で離職することは素晴らしいことですよね。
「なぜアクセンチュアで働きたいのか」を明確にした上で応募・入社を目指しましょう。
※なお中途入社を迷っている方はこちら(アクセンチュアへの中途入社は厳しい?)も参考にしてみてくださいね
アクセンチュアの昇進スピードは?
アクセンチュアの昇進スピードは3年に一度のペースが基本です。ただし、優秀な人は1,2年で次の職位に昇進することもあります。
なお、昇進のタイミングは年に2度あり、夏と冬が昇進時期になります。
なお「アクセンチュアに興味があるけど英語が苦手…」という場合はこちら(アクセンチュアは英語ができないと困る?TOEIC点数は昇進で提出すべき)も参考にしてみてください。
まとめ:アクセンチュアの離職率や昇進スピード
メモ
- アクセンチュアはコンサル業界の中でもトップクラスに働き方改革を進めており、以前よりも離職率が低下
- 離職理由としては転職に加えて起業も多く、アクセンチュア出身の有名起業家は多数存在
- アクセンチュアの評判についてはこちら(アクセンチュアの評判はやばい?)にてさらに詳しく解説しています