


こうした点が気になる方が多いと思います。
結論、アクセンチュアはついていけなくてもクビになる可能性は極めて低いです。
本記事では、
- アクセンチュアではついていけない場合にどんな対応がされるか
- アクセンチュアで活躍するために、選考応募段階から絶対に取り組むべきこと
こうした点について解説します。
なお上記の2点目は入社後に活躍できるかできないかをかなり左右するので、取り組むことがおすすめです。本記事で解説しますね。
私について
- 元アクセンチュア社員
- アクセンチュアで活躍する人、ついていけてない人、辞めていく人。。。たくさんの人を見てきたので、そうした経験を踏まえ解説します
もくじ
アクセンチュアはついていけない仕事?
アクセンチュアに入社できても「ついていけないかも?」と不安な人も居るかと思いますが、そうした状況を防ぐためのたくさんの仕組みがあるんですよね。
実際に働いていた視点で解説します。
アクセンチュアはついていけないような仕事なのか?
アクセンチュアは外資系コンサルティング会社なので、もちろん仕事で求められるレベルは低くありません。
しかし、「仕事についていけない」とならないように、多様な仕組みが存在します。
具体的には、
- プロジェクトに配属する前にマッチング面談がある
- 社内研修が非常に豊富
- 気になる書籍を購入し学習できる
正直、こうした制度にはかなり助けられましたw 次から1つずつ解説しますね。
ついていけないを防止①:プロジェクトに配属する前に面談がある
一般的な日系企業では配属命令が出たら基本的に断れません。アクセンチュア以外の外資系コンサル会社でも、「このプロジェクトに配属してください」と言われれば断れないので、「配属ガチャ」なんて言葉があったりします。
一方、アクセンチュアではプロジェクトに配属する前にプロジェクトマネージャーと面談し、「どのスキルレベルを求めるか?」と「どのスキルレベルを提供できるのか?」のすり合わせを実施します。
すり合わせの結果、お互いの希望がマッチしなければどちらからでも断ることができます。
こうしたことから、「ついていけない」という状態を面談の時点で防止することができます。
ついていけないを防止②:社内研修が豊富
アクセンチュアでは日頃から非常に多くの社内研修が行われているので、スキルアップの機会が非常に多くあります。
「ついていけない」を改善するチャンスがたくさんあるということですね。
また、こちら(アクセンチュアへの中途入社は厳しい?)でも解説していますが、アクセンチュアの中途採用はポテンシャル採用なので、入社後の研修が充実しているのは当然なんですよね。
ついていけないを防止③:気になる書籍を購入し学習できる
プロジェクト遂行のために必要な知識があれば、すぐに書籍を購入し学習の上、経費で処理することができます。
コンサルティング会社だからこそ、「知識」への投資に積極的な文化がありますね。

注意:最大の山場はケース面接
アクセンチュアの中途面接でほぼ確実に実施されるケース面接(中途の通過率は約20〜30%)の対策を必ずすべきです。
ケース面接とは「特定の課題が出題される→その場で5分ほど考える→回答と理由を説明する→建設的なディスカッションをする」というものです。
例えば、
- (前職の)会社の売上を2倍にするには?
- オリンピックのメダル獲得数で日本が世界一位になるには?
などの問題が出題されます。
はっきり言って、対策しないと天才じゃない限り確実に落ちます。

だからこそ、ケース面接はプロと模擬面接をしておいた方がいいです。
本だけで対策すると、コンサル面接の独特の雰囲気の中で「ロジカルに回答する&それに対して面接官とディスカッションする」という経験ができず一発勝負になるからですね。
なおケース対策には、無料のアクシスコンサルティングが個人的におすすめですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がダントツに多いです。
※大手コンサル会社で働くコンサルタントの4人に1人が登録しているみたいですね
※アクセンチュアへの中途入社を検討中の場合はこちら(アクセンチュアの転職難易度は?)も参考にしてみてくださいね
さて、ここまで解説した仕組みにより、アクセンチュアで「ついていけない」状態が起きにくくなっています。
とはいえ、もしついていけない状態になってしまったらどうなるの?という点について次で解説しますね↓
アクセンチュアではクビになることはある?
アクセンチュアは外資系なので、ついていけない社員をどんどんクビにするイメージがあるかもしれませんが、
結論、それはないですね。実際に働いていたリアルな話を含めて解説します。
就業規則や雇用契約に重大な違反があればクビの可能性はある
就業規則や雇用契約に重大な違反があれば、当然クビになる可能性はあります。これはアクセンチュアに限らず、どの企業も同様ですね。
アクセンチュアのUp or Outが復活した?(カウンセリングアウト)
「Up or Out」とは「昇進するか去るか」という昔のコンサル会社の文化であり、最終的にはカウンセリングアウト(解雇を通達される)ことを指します。
アクセンチュアでこの文化が復活したという噂が一部あるようですが、これは誤り。
アクセンチュアはついていけない等のスキル面での理由によりクビになる可能性は低いです。次から解説しますね↓
アクセンチュアではついていけなくてもクビになる可能性は極めて低い
外資系コンサルと聞くとどんどんクビにするイメージがあるかもしれませんが、アクセンチュアではついていけない等のスキル面での理由によりクビにされる可能性は限りなくゼロに近いです。
この背景には、先ほどこちら(アクセンチュアでついていけない状態を防ぐ取り組み)で紹介した仕組みによって「ついていけない」状態を未然に防いでいるという点があります。
また、万が一「ついていけない」状態になった場合でも、
- 最適なプロジェクト選びをサポートしてくれる社風
- 自身の希望で自由に異動できる
といった理由により、クビになることは限りなくゼロに近いです。次から詳しく紹介しますね。
クビが少ない理由①:最適なプロジェクト選びをサポートしてくれる社風
アクセンチュアには社員1人1人にカウンセラー(マネージャー以上で、自分よりも職位が高い人)が設定されており、普段からキャリア相談に乗ってくれます。
そのため、プロジェクトについていけていない件を相談すれば、今後どのようなプロジェクトを選択すべきか一緒に考えてくれます。
※ちなみに、そうした相談に消極的なカウンセラーの場合、別のカウンセラーへ変更希望も出せるので安心です。
クビが少ない理由②:自身の希望で自由に異動できる
アクセンチュアでは自身の希望で異動する文化が非常に根付いており、毎月積極的に部署間の異動が行われています。
そのため、もし「ついていけない」と感じた場合、希望を出せば異動することができます(もちろん異動できるかの面談はあります)
ちなみに、古い企業でありがちな「異動?!左遷か。。」みたいな偏見は誇張なしで一切ありません。
また年度単位での異動(4月1日しか異動できない)等の文化もなく、毎月非常に多くの方々が、自身が望むキャリアビジョンの実現に向け積極的に異動しています。
※「ついていけないから適したところに異動しよう」だけでなく「このスキルを身につけたいから異動する」といった方々も多く居ます
こうしたことから、アクセンチュアでは「ついていけない」等の理由によりクビにされることはほぼありえません(私は聞いたことがありません)。
アクセンチュアの退職率は大幅に改善
実際、アクセンチュアはコンサルティング業界の中でも離職率が低くなっているようです。
※離職率について詳しくはこちら(アクセンチュアの離職率や離職理由は?【元社員が解説】)にて解説しています
二桁台だった退職率も、半減して一桁台になりました。
※またこちら(アクセンチュアは激務なの?残業時間の実態)でも解説していますが、激務さはかなり改善しました
積極的にクビにしていたら、こうした成果を得ることは難しくなりますよね。
こうしたデータからも、アクセンチュアには「ついていけない」からといってクビにする文化はないということがわかるかと思います。
アクセンチュアへの応募を考えているなら、私が落ちた応募方法についてこちら(アクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法)で紹介しているので、どうか私と同じ失敗をしないようにしてくださいね
なお「アクセンチュアに興味があるけど英語が苦手…」という場合はこちら(アクセンチュアは英語ができないと困る?TOEIC点数は昇進で提出すべき)も参考にしてみてください。
さて、アクセンチュアはついていけなくてもクビにはならないと解説しましたが、できるなら入社後はなるべく早く活躍したいですよね。
次は、入社して「ついていけない!」となってしまうことを防ぐために、選考応募段階から絶対に取り組むべきことを紹介↓
アクセンチュアでついていけない!を選考応募段階から防ぐには
アクセンチュアに入社して「ついていけない。。。」となることを防ぐために最も大事なのは「職種選び」です。
「なんだ、そんなことかよ。当たり前じゃん」と思った人は気をつけてください。
アクセンチュアの職種はめちゃくちゃ数が多いので似ているものが多く、ミスりやすいんですよね(実際、私もミスりました)
最適な職種選びが重要であり、最も難しい
「ついていけない!」を選考応募段階から防ぎ、入社後なるべく早く活躍するには、自分に最適な職種で応募&採用されること。シンプルですがこれが全てであり、アクセンチュアではこれが意外に難しいのです。
というのは、アクセンチュアの募集職種は100職種以上あり、非常に多種多様な人材が募集されています。
中には部署が異なるだけで役割が似ているものや、職種名が似ているけど仕事内容は全く違う、というものもあります。
また応募者の方々は、アクセンチュアに関わったことや一緒に仕事したことは当然ほぼありません。そんな状況で自分に最適な職種を選ぶことは相当難しいですよね。
職種選びに失敗すると本当に辛い
- 「この中途社員さん、プロフィールに書かれている経歴や興味からすると、絶対この職種じゃないよな〜」
- 「◯◯さん、ちょっと仕事辛そうだな、、、◯◯さんが得意なことからすると、絶対にあの部署に異動した方が活躍できるのに、、、」
こうした方々をたくさん見てきました。そして私もその1人であり、異動して活躍できました。
「なんだ、異動すれば良いだけじゃん」
と思われるかもしれませんが、アクセンチュアの異動には「現在の職種で1年以上働かなければ異動できない」という制限があります。
このため、応募職種をミスると最低でも1年以上、本当に本当に辛い仕事をすることになります。
私がそうでした。本当に。。。かなりきついですよw でも異動した後はとても働きやすくなりました。
だからこそ、私はアクセンチュアをオススメする一方で、応募する職種選びは絶対にプロの意見をもとにしっかり見極めるべきとお伝えしています。
第三者の意見をもとに職種選び&面接対策をする
コンサル転職にエージェントは必須ですが、私の経験上、特にアクセンチュアの職種選び&選考対策ではエージェント活用がとにかく重要だと感じています。
というのは、私は転職エージェントを使わずにアクセンチュアの中途採用に応募して、一度落ちているんですよね。。。
しかし、数年後にエージェントを活用し再度アクセンチュアの中途採用を受け、合格することができました。
なお、
アクセンチュアに一度落ちてリベンジ合格した私が思うに、ケース面接対策(中途の通過率20〜30%)ができない応募方法はおすすめしません↓
応募経路 | ケース面接対策 |
公式サイト | できない |
リファラル(社員の紹介) | できない ※知り合いのアドバイスは再現性がない(合格させたn数が少なすぎる) |
転職サイト | できない |
エージェント | 徹底的にできる&過去の面接データも貰える |
エージェント一択ですね。実際、私は一度アクセンチュアに落ちた数年後、エージェントに相談したらリベンジ合格できました。
※再応募までの数年間で特にスキルが変化したわけでもなく、「エージェントを使ったかどうか」だけの違いしかありませんでした
ただし、注意点は
エージェントを使うなら「コンサル業界に特化したエージェント」を使ってくださいね
私はコンサル業界に特化していないエージェントも数社使ったことがありますが、コンサルに詳しい担当者が居ないので全然頼りなく、時間の無駄に終わりました…
なお、個人的には無料のアクシスコンサルティングが割とおすすめですね、アクセンチュアへの転職サポート実績がダントツです。
コンサル転職に専門特化した進◯ゼミと言っても過言ではありません
※大手コンサルファームの4人に1人が使っているようですね
※もしアクセンチュアに興味がある場合は、やってはいけない応募方法をこちら(アクセンチュアでやってはいけない応募方法【落ちた事例あり】)で解説しているので参考にしてください^ ^
※参考:アクセンチュア公式採用サイト
まとめ:アクセンチュアはついていけないからといってクビにされることはない
まとめ
- アクセンチュアには「ついていけない」を防止する仕組みが豊富にある
- 仮についていけなくてもクビにされる可能性は極めて低く、自身の希望で異動することも可能
- ついていける&活躍することを左右するのは応募段階の職種選び。100職種の中からどれがオススメか、プロへの相談がおすすめ
- アクセンチュアの評判についてはこちら(アクセンチュアの評判はやばい?)にてさらに詳しく解説しています
アクセンチュアへの応募を考えているなら、私が落ちた応募方法についてこちら(アクセンチュアに内定しやすい&失敗しやすい応募方法)で紹介しているので、どうか私と同じ失敗をしないようにしてくださいね