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地頭がいい人の特徴とは?仕事のやり方も解説

地頭がいい人の特徴とは?仕事のやり方も解説
「地頭が良い人を採用したいよね〜」と上司が言っていたけど、地頭ってなに?
地頭を鍛えたほうが良いと言われたけど、どういう意味?

 

こうした疑問をお持ちの人が多いのではないでしょうか?

本記事では、

  • 地頭が良いとは?
  • 地頭が良い人の特徴や仕事のやり方
  • 地頭を鍛えるにはどうすればいいか

こうした点について解説します。

 

私について

私は以前外資系コンサルティング会社で働いており、入社面接や普段の仕事では「地頭の良さ」を求められるシーンだらけの世界でした。

今回の記事では、そうした経験を踏まえて解説しますね^ ^

 

地頭が良いとは?

地頭が良いとは?

地頭とは?

地頭(じあたま)について、辞書では↓のように説明されています。

大学などでの教育で与えられたのでない、その人本来の頭のよさ。一般に知識の多寡でなく、論理的思考力やコミュニケーション能力などをいう。「―がいい」「―を鍛える」引用元:goo辞書

 

地頭は「知識の有無」よりも「論理的思考力の高さ」「頭の使い方の上手さ」という意味が強いですね。

 

なお地頭に関する書籍を多数出版されている細谷功さんによれば、

地頭力の中心

  • 「結論から」考える=仮説思考力
  • 「全体から」考える=フレームワーク思考力
  • 「単純に」考える=抽象化思考力

そして上記3つの思考力に加え、地頭力のベースとなるのは論理思考力、直観力、知的好奇心である

引用元:入門『地頭力を鍛える』32のキーワードで学ぶ思考法

と説明しています。

 

ちなみに細谷功さんは地頭ブームの火付け役として有名であり、下記の本、特に1冊目は私も就活や転職の際に活用させて頂きました。

地頭力を鍛える問題解決に活かす「フェルミ推定」 細谷功(2007)

入門『地頭力を鍛える』32のキーワードで学ぶ思考法 細谷功(2019)

 

「地頭が良い」の類語

「地頭の良さ」の類語としては下記があります。

能力の高さ・優秀さ・利口さ・優秀性・優越性・有能さ

引用元:weblio

 

「地頭が良い」とは?「頭が良い」との違い

一言でいえば、「地頭の良さ」とは単なる知識の豊富さや暗記問題に対する得意さの有無ではなく、「頭の使い方」のうまさであると言えます。

 

先ほどの細谷さんによる「地頭が良い」の説明では「仮説」「抽象化」「論理的思考力」といった要素がありましたよね。これらは単なる暗記で身に付くものではなく、いかに頭を使うか?という要素になります。

イメージとしては下記です。

「地頭が良い」と「頭が良い」の違い

「頭が良い」には(意図せずに)「地頭が良い」という要素を含んでいる人も居るのではと思います。

大事なのは、単なる知識の豊富さ等ではなく、頭の使い方がうまいかどうかですね。

 

では、実際に地頭が良い人の特徴にはどんなものがあるか?次から解説しますね。

 

地頭が良い人の特徴

地頭が良い人の特徴

地頭が良い人の特徴としては下記があります。

地頭が良い人の特徴

1つずつ解説しますね。

 

地頭が良い特徴:論理的思考力が高い

地頭の良さを説明する上で論理的思考力の高さは必須とも言えます。

 

私は◯◯と考えます。なぜなら△△だからです。

こうした主張ができ、周囲をその説明で納得させられるかどうかですね。

後ほどこちら(地頭を鍛える方法)で解説しますが、ここは訓練で鍛えることができる能力です^ ^

 

地頭が良い特徴:要点(ポイント)をつかむのが早い

例えば同僚(営業職)の1日の仕事の流れについて説明を受けた場合、

出社したら、頭が活発なうちにクライアントへの提案内容を考えて、それからメールの処理をしてるよ。昼食を食べた後から外回りに出て、新規の提案やルート営業をしているかな
午前はデスクワーク系で、午後は外回り系なんだね。

みたいなイメージです。

 

詳細をしっかり理解するのも大事ですが、まずはざっくり全体像を掴むと理解しやすい&相手にも説明しやすいよね、というメリットがあります。

 

地頭が良い特徴:状況に合わせて自分がすべき行動を判断できる

例えばクライアントから商品Aと商品Bの違いを質問された際に、単にその違いだけを説明するのはナンセンスですよね。

そうではなく、

このお客さんは◯◯という理由で今回購入を検討していると言っていたぞ。その理由から考えると、商品AとBの違いを説明した後に、お客さんの購入背景を再確認した上で商品Bをオススメしたほうが良いだろうな

このように臨機応変に行動することができるかどうかが大事です。単なるマニュアル対応ではなく、仮説を持って適切な行動ができるかどうかですね。

 

あなたは地頭が良い?悪い?【診断】

【診断】あなたは地頭が良い?悪い?

下記の特徴のうち、2つ以上当てはまる人は地頭を鍛えることをオススメします。鍛える方法は後ほどこちら(地頭を鍛える方法)で解説しますね^ ^

 

地頭チェック

  • 論理的に考えるのが苦手だ
  • 要点(ポイント)をつかむのが苦手だ
  • 視野が狭いと言われる
  • 物事の本質を見抜けない(素直すぎると言われる)
  • 相手に合わせた対応が苦手だ(応用力がない、マニュアル通りに対応してしまう)

 

とはいえ、地頭は鍛えた経験がない人がほとんどなので、今は上記にチェックがたくさんついても大丈夫ですよ!

むしろ「地頭を鍛える」ということを知れただけで周囲の人より一歩リードです(本気で言っています、私は地頭鍛えたからこそ希望の会社に就職&転職できました)

 

地頭が良い人の仕事のやり方

地頭が良い人の仕事のやり方

地頭が良い人の仕事のやり方としては下記があります。

地頭が良い人の仕事のやり方

1つずつ簡単に解説しますね。

 

地頭が良い仕事:仮説を立てた上で仕事をする

地頭が良い人の仕事方法として「仮説を立てる」という点があります。

 

例えばとある調査をする際、闇雲に調べ尽くすよりも「おそらくこれが答えではなかろうか?」という仮説を立てた上で、そこを優先に調べた方が答えに辿り着く可能性が高そう&早そうですよね。

 

地頭が良い仕事:「相手が本質的に求めているものは何か?」を深く考えて行動する

言われたことを鵜呑みにせず、本質的なポイントを考えて仕事をするという点も地頭の良い仕事の仕方です。

 

  • 「上司からの指示を受けたが、これは◯◯という目的で実施されるのだから、△△という面から取り組んで、プラスαで□□をすると良いかも」
  • 「お客さんが求めているのは◯◯ということだから、単純にAを提案するのではなく、Bもセットで提案しよう」

といったイメージですね。言われていないこと(表面に現れていないこと)を読み取る力でもあり、コミュニケーション能力の高さとも言えます。

 

地頭が良い仕事:全体像を説明した上で、詳細を説明する

「あの人の説明はわかりやすいよな〜」という場合はこの説明方法を行なっていることが多いです。

 

悪い例は、

1と2が書かれた箱があって、それは3と書かれている箱よりも小さくて、その中に1と2の箱が入っていて、さらにそれを包むように4という箱があります

良い例は、

1から4の番号が書かれた箱が4つあり、大きさはバラバラです。4の中に3があって、その中に1と2の箱が入っています

 

後者の方がイメージしやすかったのではないでしょうか?

大きいものや、前提となる条件から説明することが大事ですね^ ^

 

地頭を良くする方法

地頭を鍛える方法

地頭を鍛える本で「頭の使い方」を知る

まずは本で頭の使い方を知りましょう。ここを通らなくては「頭の使い方」を理解できていないので、それ以降のコツはほぼ意味がないです。

 

オススメの書籍は↓です。特に1冊目は私も就活前と転職活動中に読みました。これ一冊でかなり体系的に学べます

  • 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」|細谷 功(2007):「日本に電信柱は何本あるか?」といった例題を通し、頭の使い方を学ぶことができます。
  • まんがでわかる 地頭力を鍛える|細谷 功(2017):地頭力を鍛える際の重要ポイントを漫画で気軽に学べます。漫画を挟まずに↓の書籍を購入しても問題なしです。

 

地頭を鍛えるために、疑問を持つ習慣をつける

本を通して「頭の使い方」を学んだら、普段から疑問を持つ習慣をつけましょう。

 

イメージとしては「なぜ?を3回繰り返す」のがオススメです。(聞いたことを鵜呑みにしない)

例えば、

  • 「なぜ上司はこの仕事を私に依頼した?」
  • 「その背景を踏まえると私はどう行動するのがベストだろう?」
  • 「仕事の全体像を踏まえると、本当にその行動がベストだろうか?」

このイメージですね。

 

少しずつでいいので、深く考える習慣を付けていきましょう!

 

シンプルに考える(抽象化や構造化を意識)

深く考える習慣を付けた上で、今度はシンプルに考えるようにしましょう。

「要点を掴む」というイメージですね。

 

これも本を通して「頭の使い方」を身につけていればできるようになりますよ^ ^

 

地頭の良さについてよくある質問

地頭についてよくある質問

地頭を鍛えると、就活や転職活動に役立ちますか?

役立つ可能性が高いです。(レベルの高い企業を目指すほどに、このスキルは間違いなく役立ってきます)

 

実際、私は自分の頭の良さに全く自信がありませんでしたが、就職や転職活動をする際に必ず地頭に関する本を読み返した結果、

  • 就職活動→一部上場企業の内定をゲット
  • 転職活動→外資系コンサル会社から内定ゲット

という結果を得られました。

というのも、質疑応答のレベルが段違いで変わるので、特に学生さんは地頭を鍛えるだけで数段レベルUPできると思いますよ。

 

入社面接で「ケース面接」が実施されるらしいのですが、地頭を鍛えれば対応できますか?

地頭を鍛えることはもちろん、ケース問題を解く経験に慣れておきましょう。詳しくはこちら(外資コンサルが解説する、ケース面接の対策と回答のコツ)にて解説しています。

 

地頭は先天的なものであり、鍛えることは難しいのでしょうか?

鍛えることができます。私は小さい頃から自分の説明力に自信がなく、ちょっとしたコンプレックスでした。両親も特段頭が良い訳ではなかったです。

 

それでも鍛えれば大きく地頭力を伸ばすことができたので、オススメですよ^ ^

 

まとめ:地頭が良い人の特徴

今回の記事のポイントは下記です。

メモ

  • 「地頭が良い」とは単なる暗記力ではなく、頭の使い方がうまい人を指す
  • 地頭を鍛えるには専門の本がオススメ
  • 地頭を鍛えると仕事や就職&転職、普段のコミュニケーションで役立つ

 

なお地頭が悪い人の特徴について、こちら(地頭が悪いとは?原因や特徴、デメリットとは)で、より詳しく解説しています。

 

  • この記事を書いた人
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ユウ

元アクセンチュア社員
|アクセンチュアに転職し年収250→900
|社畜→アクセンチュア→フリー

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